年末の音楽イベントと言えば

やはり「第九」(ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付き」)は外せません。ライブでは学生時代に聴いたのが唯一(それも友人が所属していた学生オケにて)。でもCDはこの時期に必ずと言っていいほど聴いています。
と言うことで、今年リリースされた第九のCDから2枚。

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別の曲じゃん

ブルックナーと言えば、曲を何度も推敲したことで有名。それ故、異なる稿が存在する曲が多々あります。交響曲第4番「ロマンティック」もその1例。普段演奏されているのは所謂第2稿(ハースだノヴァークだと言い出すときりがないので、ここでは一括り)で、当然第1稿というのも存在します。最近リリースされたヤング/ハンブルグpoのCDは、第1稿による珍しい演奏です。

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今年生誕100年、来年没後20年と言えば

今でこそすっかりその機会も減りましたが、クラシックCDを聴き始めた頃はよくカラヤンのお世話になっていました。それだけ影響力の大きかった指揮者と言えるでしょう。
さて、久しぶりにカラヤンの新譜を聴きました。1988年、生前最後の日本公演からだそうです。で、プログラムはモーツァルトの39番とブラームスの1番、オケはベルリン。
モーツァルトは重厚長大な演奏で、まるでベートーヴェンのような佇まい。オリジナル+小編成の演奏に慣れてしまうと違和感もなくはないですが、これもカラヤン流と言ったところでしょうか。スタイル的にはブラームスの方がマッチしていると思います。
(Universal(DG) UCCG-1400)

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ベト7には非ず、シューマンなり

N響ファンならきっとおなじみであろう準メルクルの指揮による、シューマンの交響曲がリリースされています。昨年はモーツァルト(生誕250年)やショスタコーヴィチ(生誕100年)と並び、シューマンも没後150年を迎えていました。
印象に残った、と言うより驚いたのが4番。第1楽章冒頭「ベートーヴェンの7番(テレビドラマ「のだめカンタービレ」のオープニングだった曲)が始まったのか!?」と思ってしまいました。で、慌てて他の盤も聴いてみたところ、ベト7に聞こえたのはメルクル盤だけでした。もっともこの盤は初稿による演奏だそうで、特に両端楽章がこれまで聴いていたものとだいぶ異なる印象です。
(EXTON OVCL 00262(1番、2番)/00263(3番、4番))

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水金地火セ木土天海冥カ2003UB313

太陽系の惑星は12個(信濃毎日新聞より)
セレスは1801年に見つかった小惑星、カロンは冥王星の衛星から冥王星との二重惑星に格上げ、そして所謂「第10惑星」を加えて12個とするのだそうです。まだ正式決定ではありませんが、決定するとこれからも「惑星」が増え続ける可能性があります。じゃあセドナは? と言うことにもなるし、覚えることも増えそうだし。
ちなみに最近リリースされたラトル+ベルリンの「惑星」には、ホルストの原曲の他、マシューズの「冥王星」、更には現代作曲家による小惑星の曲4曲が収録されています。この中には惑星に昇格する(かもしれない)セレスも含まれています。もしホルストが今生きていたら、更に新惑星に関する曲を書き続けていったかもしれません。
(EMI 0946 3 59382 2 7 輸入盤)

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幻...ではなく、人気の交響曲

雑誌で「これは良い!」と紹介されたCDを買ってみて、実際良かった場合と、あまり良くなかった場合とがあります。逆もまた然りであまり評価が高くなくても、実際聴いてみたら良かったりするのもあります。勿論、自分が好きな(好きになれる)曲かどうかも重要なポイントですが。
今回紹介するマーツァルとチェコフィルのチャイコフスキーの交響曲第5番、人気曲で名盤も多いのですが、これもなかなか素晴らしい演奏です。この曲では、ムラヴィンスキー(60年)の如何にもロシア的演奏やゲルギエフの疾風怒濤的な演奏が印象に残っているのですが、マーツァルの演奏は丁寧な音作りがされているように感じられました。特に第1楽章冒頭。もしここが酷かったら、たとえ第4楽章終結部直前の全休止で大見得を切ったとしても白けてしまうでしょう。
(EXTON OVCL-00227(マーツァル))

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また出てきたクライバーの7番

「最近のCDから」というカテゴリにも拘わらず、クラシックばかりで済みません。
演奏家の死後、そのライブ録音が発掘されることはよくありますが、これもその一例。クライバー+バイエルンのベートーヴェン7番。他にもウィーンとのCDやコンセルトヘボウとのDVDなどあり、この人の十八番ともいえる曲です。
相変わらずの推進力(一寸煽り気味)、第2楽章の最後をピチカートでしめるなど、クライバーらしいといえるでしょう(他の演奏も同傾向)。音質は年代相応(82年)って気がします。ちなみに、既出の同じ組み合わせのベートーヴェン4番と同じ日のライブだそうです。
(ORFEO C 700 051 B 輸入盤)

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こちらが原曲

ホルストの「惑星」。最近では平原綾香が歌詞をつけて歌ったりしていますが、元々は管弦楽組曲。編成も大規模でスケールの大きい曲です。ジュピター(木星)だけでなく、冥王星(当時未発見)と地球を除く7つの惑星を描いています。
佐渡裕+N響のライブは、なかなか堂々とした演奏だと思います。木星など、聴かせどころはしっかり聴かせます。ライブだけに、アンサンブルが怪しくなるところもありますがご愛敬。
ちなみにこのCDはavexからリリースされています。avexといえば最近では浜崎あゆみや大塚愛らで知られています。クラシックCDも出していることは知っていましたが、今回初めて買いました。
(avex AVCL-25509)

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入れ替わってる!?

アバドとベルリンフィルのマーラー6番です。これを聴いていて驚いたことは、中間楽章が通常スケルツォ→アンダンテと演奏されるところが逆、つまりアンダンテ→スケルツォになっていることです。ライナーによれば、確かに初演はこの順序だったらしいのですが...前者の方がしっくりくる感じで、後者はちょっと違和感があります。
今後は、このようにアンダンテを先に持ってくる演奏が主流になるのでしょうか。教科書的にはこうなのでしょうが、スケルツォが先に来る曲もありますので、やっぱり聴いて自然な方が良いとは思います。
(UM(DeutscheGrammophon) 00289 477 5573)

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若武者にブルックナーは通用するか?

指揮者の中では若武者の部類のティーレマンのブルックナーです。元来この作曲家の名指揮者といえば何処か「枯れた」人たちが多かったのですが、この人はそれとは対極にあります。勿論、充分に実績を重ねているようですが。
で、CDリリースされたミュンヘンとの5番ですが、比較的ゆったりしたテンポで、じっくりと腰を据えた演奏であるように感じました。どちらかというとこれまでの所謂「巨匠」スタイルに近いと思います。ちなみに、82分の演奏がCD1枚に収まっています。
(UM(Deutsche Grammophon) 00289 477 5377)

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こんな発見もするもんだ

何気なく聴いていたベートーヴェンのチェロ作品集。その中に、誰でも聴いたことのある曲が...イベントの表彰式などで流れる、あの「ソーミーファソードー」ってやつです。勿論これはベートーヴェンオリジナルではなく、ヘンデルのオラトリオ「マカベウスのユダ」第3部の民衆の歌「みよ、勝利の英雄の来たるのを」を使った変奏曲です。恥ずかしながら私は今まで全く知らず、目から鱗でした。
ちなみにこのCDでの演奏は、ブレンデル親子です。
(UM(Philips) UCCP-1101/2)

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アップテンポなノリントンのシューベルト「グレート」

私は、ノリントンの演奏はあまり聴いていないのですが(これ以外には「第9」ぐらい)、これもまたずいぶんアップテンポです。この曲、まともに(反復ありで)演奏したら1時間近くはかかると思います。が、全く時間を感じさせない演奏で(ちなみにCDでは50分)、あっという間に聴き通せてしまうのも特徴です。重厚な向きにはマイナスですが、これくらい颯爽と演奏されてしまうと、かえって痛快ですね。
(Hanssler CD93.044)

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ラトルのジルベスターとマゼールのニューイヤー

どちらもまだ1ヶ月ほどしかたってませんが、早くもCD/DVDが出ています。TV(BSなど)でご覧になった方もいるかと思います。
まずはジルベスター(大晦日)から。ラトル指揮ベルリンフィルのオルフ「カルミナブラーナ」。パーカッション群が目立っていた印象でした。いろんな音がして楽しめる演奏だと思います。
一方、ニューイヤーでウィーンフィルを指揮したのは久々のマゼール。こちらはDVD(海外盤)で観ましたが、「ピツィカート」「ウィーンの森の物語」で何やら目立つヴァイオリンが聴こえてきたと思ったら、なんとご本人。ヴァイオリン奏者でもあることは知っていましたが、実際に聴いたのは初めてでした。
それにしても、コンサートから1ヶ月もたたないうちにCD/DVDリリースですから、製作者は大変だろうと思います。最新技術を駆使して早期リリースが可能になったのでしょうが、やっぱりこういうのって最終的にOKを出すのはアーティスト側なんでしょうか?? まさか「何でもいいから出して!!」って訳ではないでしょうし...

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ジンマンのベートーヴェン

ジンマンといえば、某格安レーベルからベートーヴェン交響曲全集を出していますが、ベーレンライター版といいながら指揮者の「脚色」が加えられていたりと、軽快ながらユニークな演奏です。(私などは楽譜の版はさっぱりわからないので、脚色のほうに目、もとい耳が奪われてしまいましたが)
そのジンマンが第2弾として出したのが「ベートーヴェン序曲全集」。彼の唯一のオペラ(フィデリオ)のために、序曲がなんと4つも作られています。1曲目(レオノーレ(最初の題名)序曲第1番)はやや平凡な印象、2曲目(同2番)で大改定、3曲目(同3番)は2番をさらにブラッシュアップ、最終稿(これが現在のフィデリオ序曲)がよりシンプルに、という趣です。普通はレオノーレ3番当たりがおまけでついてくる程度ですが、序曲全集では勿論全曲を聴くことができます。交響曲のときと同様に、軽快な演奏です。重厚感を求めるとちょっとマイナスかも。

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アーノンクールのブルックナー

朝比奈隆やヴァントなど所謂「ブルックナー指揮者」亡き後、アーノンクールは(CDの上では)最もこの作曲家の作品を取り上げている指揮者の一人だと思います。
この人のブルックナーは、比較的最近のものしか聴いていませんが、ウィーンフィルとの9番は第3楽章までの「本編」と、遺稿をかき集めた「第4楽章」(アーノンクールの解説付き)が収録されています。本編もなかなかいい演奏ですが、面白かったのはやっぱり遺稿のほうで、こっちのほうがより作曲家の色が強かったように思います。勿論、5番も優れた演奏とは思います。が、何せ75分です。嫌いではないけど、長い...

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