ザルツブルグの「トラヴィアータ」

ヴェルディのオペラ「トラヴィアータ」(道を外れた女)は、恐らく古今東西のオペラの中で最もポピュラーといえる作品ではないでしょうか。ストーリーはやや甘ったるいのですが、「乾杯の歌」など聴き所もたくさんあります。
昨年のザルツブルグ音楽祭でも取り上げられましたが、ここで主役のヴィオレッタを歌ったのがロシアの歌手ネトレプコ。そのDVDが輸入盤ですがリリースされています。ちなみにCDは国内盤があります。
私は彼女の歌を聴くのは初めてでしたが、この中ではやはり存在感が際だっていたように感じられました。演技も良いし、とにかくキレイ! 特にヴィオレッタのような可憐な役所で大柄な歌手が出てきてしまうと興ざめしかねませんが、スレンダーなネトレプコにはぴったりの役と言えそうです。
※日本ではオペラの原作となった小説のタイトルで呼ばれることが多いですが、オペラのタイトルにも登場人物にも椿姫は出てきませんので、念のため。
DVD: UM 00440 073 4196 (輸入盤)
CD: UM UCCG-1274/5

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オンナ目線の「幻想」

ベルリオーズの「幻想交響曲」は、自身の失恋が発端となって作曲された、いってみればオトコ目線の曲です。名盤の多い曲ですが、女性指揮者の西本智実さんのDVDが最近出ました。私はこの人の演奏を聴くのは初めてでしたが、全体としてすっきりとまとめられている印象です。第5楽章の女性のモチーフも、化けて出てくると言うよりはよく来てくれたわね、って感じがしました。
それにしても、指揮者には女性はあまりいません。それだけ激務、ということなのでしょうか。
(キング KIBM1041)

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(歌舞伎+宝塚)÷2

市川猿之助演出のリムスキーコルサコフ「金鶏」。オペラですが、あまり有名ではないようで、私もこのDVDで初めて知りました。とある国の皇帝が堕落していくというストーリーです。占い師から送られたニワトリの鳴き声を当てにするくらいですから。
20年前の演出の再演らしいですが、登場人物のメークといい所作といい、歌舞伎を思わせます。このあたりは演出家の影響大ですね。それと、舞台上の大階段が、(少なくとも私のイメージでは)宝塚っぽいです。映像が一寸暗いのが残念ですが、なかなかユニークでした。
(TDKコア TDBA-0086)

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